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2012年10月の日記帳

2012年10月18日(木) 「ぷよぷよグミで学ぶ、ぷよぷよ講座」

ここ最近「ぷよぷよ」にハマっています。
ちょっと時間が空いた時とかちょこちょこやってます。

で、つい最近、「ぷよぷよグミ」なるものが発売されました。
僕も「ぷよぷよっておいしそうだなあ」と思ったことがあるので、その思いを具現化してくれたぷよぷよグミはぜひ手に入れたいと思い、店に走りました。
こちらがそのグミ。


ぷよぷよグミ

ぷよぷよって、各色ごとに違う形をしています。
写真だと分かりづらいですが、それぞれの形もちゃんと再現してて、なかなかのこだわりっぷり。

こだわりと言えば、売られてる個包装の中には同じ色が最大3個しか入っていないという噂を聞いていたので、それはたいしたこだわりだと期待して開けたんですよ。

青ぷよグミが、6個。

……………………う、うわああああああ!!!!!!

ぷ、ぷよが、グミが消えちゃううううう!!!!

消える前に救出したので事なきを得ましたが、うん、理想と現実はなかなか遠いものですね。



味に関しては文句なし、普通においしいです。
色ごとに味が違うので、飽きずに楽しめます。
食感はぷよぷよって感じではなく、一般的なグミと同じ歯ごたえでした。
色によって歯ごたえには差があり、特に青ぷよは割と固かったです。

普通におやつとして、楽しくおいしく食べられましたね。



さて、ぷよぷよグミのおいしさを実感したところで、お勉強といきましょう。

「ぷよぷよ」の連鎖の組み方なるものがあることを、僕は「ぷよm@s」という動画で初めて知りました。

それまで、何となくぷよを積み上げていって、3連鎖とか4連鎖行けば上出来という発想しかありませんでしたが、ちゃんと組み方というのが開発されていたというのが衝撃的でした。
それを見てしばらく練習し、狙って連鎖が組めるようになった時は、感動して体がゾクゾクしたものです。
というわけで、こんなの作ってみました。

「ぷよぷよグミで学ぶ、ぷよぷよ講座」

連鎖の組み方は無数にあるのですが、そのうち、代表的な組み方をまとめてみました。
おいしく学んでいこうという、何とも一石二鳥な企画です(笑)。
(※グミは消える寸前でおいしくいただきました)

その1 階段積み

階段積み

画像をクリックしていくと、ぷよぷよグミを使って連鎖がどのように進んでいくかがシミュレートできます。

で、階段積みというのは、同じ色を縦に並べ、それらの上部のぷよを右または左にずらして置く連鎖法です。
やり方としては、とりあえず同色3個のぷよを縦に並べ、それらの上段に色をずらしたぷよを置いていけばいいと思います。 最初は3連鎖くらいからはじめ、使えなさそうなぷよは端にどんどん積んでいきましょう。
上手く作れると、画像のように5連鎖ができるようになります。
(詳しい作り方はここでは解説しません)

一番最初に階段積みを練習しましたが、3、4週間くらい必死で練習して5連鎖できるようになったときは鳥肌ものでした。
5連鎖って、こんな簡単にできるものなんだって。

形も分かりやすいですし、一番最初にやってみるにはおすすめの連鎖法です。

その2 カギ積み

カギ積み

カギ積みは、先ほどとは違い、真ん中をずらして置く連鎖法です。
イメージとしては、下段に2個ぷよを置いたら違う色を挟み、下に置いていたぷよでフタをするような感じでしょうか。
階段積みよりも難しいですが、この2つが最も基本となる連鎖なので、どちらもできるようになっておくと戦略の幅が広がります。

その3 ヘルファイア

ヘルファイア

ここからは「ぷよm@s」内で使用されていた連鎖法を。

ヘルファイアは、縦に6個並べたぷよの間に別の色のぷよを挟んでおき、間の色を消すことで2連鎖目に大量にぷよを消す連鎖法です。

『初代ぷよぷよ』では2連鎖で決着をつける方法として、『通』では速攻として使用されます。
『通』以降ではこの積み方は、主にダム積みと呼ばれ、ヘルファイアの呼び方は2連鎖で大量に消す積み方の総称とされるようになりました。

上手く行けばこの2連鎖の一撃で決着をつけることができるので(『初代』『通』なら約60個のおじゃまぷよが発生)、『通』において初級者相手に奇襲として有効な場合もあります。
(上級者にはほとんど通用しないですが)

その4 デスタワー

デスタワー

こちらも2連鎖で大量にぷよを消す連鎖法で、発生するおじゃまぷよの量はデスタワーと同程度です。

原理としては、下の逆L字型になってる青ぷよを消すと、左から3列目と4列目が下に落ちてきます。
そして、4列目と5列目の色がそれぞれつながることで、2連鎖めに大量にぷよが消えるという仕組みです。

実際に組む際は、下段の逆L字を作ったあと、段差を計算して上に横にとぷよを置いていくことになりますが、段差計算が要求されるため相当練習しないと作るのは難しいです。
また、「2連鎖目に消える色は何色で」「それぞれの色のぷよの数が何個ずつ消えるのか」を正確に把握できないと、実践で使いものになりません。
(詳細は「ぷよm@s」第6話を見てもらった方がいいと思うので省きますが、ぱっと見同じように消えたように見えても、消し方によっておじゃまぷよ発生量が40〜100個くらいまで差がつきます)。

かなり上級者向けの連鎖法なので、まずは他の連鎖法からやっていくといいと思います。

おわりに

僕が『ぷよぷよ』と最初に出会ったのは、小学生の頃に『ぷよぷよ通』と『SUN』をやったときで(たぶん大抵の人はこのあたりでは)、当時セガサターン至上主義の家庭だったため、ごく普通に家にありました。

にしても、あれ買ったの誰だったんだろう……。
僕が欲しいと言った記憶はないから父だったのか……?
でも父がやってたのは『バーチャファイター』ばっかりで『ぷよぷよ』やってるところはあんまり見たことないですし、かと言って弟もたいしてプレーしてた記憶はない。
いずれにしても、家で一番やってたのはたぶん僕なんですよね。

当時はとにかく同じ色を4つ繋げようとするだけで、運良く3〜4連鎖すれば万々歳って感じでした。
連鎖を狙って組むとか、遠い世界のことのように思ってました。

しばらくして飽きてプレーしなくなりはや十年。
長い沈黙を経てハマるようになったきっかけは「ぷよm@s」という動画でした。

『アイドルマスター』のキャラたちが『ぷよぷよ』をプレーするという、一見ほのぼのしそうに見える組み合わせなんですが、何気なく見てしまったのが運の尽き。
そこで待っていたのは、血を血で洗うような激しい戦いを繰り広げるアイドル達の姿でした。
(大袈裟でもなんでもなく。僕が戦ってもほとんどの登場人物には勝てる自信がないです)

最初見た時、「これは本当に僕が知ってる『ぷよぷよ』と同じゲームなのか」と本気で思いました。
何をやってるのか、意味がわからない。
何回も繰り返し見て、ようやく理解し始めた時、僕は「ぷよぷよ」の遊び方を初めて知りました。

それからおよそ半年。
階段積み・カギ積み・ヘルファイア・折り返し・GTR……。
さまざまな連鎖法を暇を見て練習を続け、初心者からギリギリ初級者と呼べるかなくらいにはなったつもりですが、上のレベルは本当にすごいです。
日本トップクラスの人と1000本先取で戦っても、0-1000で負けるとしか思えないくらいにレベルの差があります。

『ぷよぷよ』は運じゃない、確かな戦略があって奥深さがある。
10年以上の時を経て『ぷよぷよ』の魅力を知ってしまった僕は、これからも『ぷよぷよ』をやり続け、友人へ布教を続けていくのだろうなと思います。



『ぷよぷよ』を知ってる人は、ぜひ一度『ぷよm@s』の動画を見てみて欲しいですね。
今まで知らなかった世界がそこにはあると思います。