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青春18きっぷで青春しよう!(2) 1日目 移動日

移動だけの日

2010年3月24日(水)。
いよいよ旅が始まります。

とはいえ、この日は、明日目的地に辿りつくことができるように少しでも距離を稼ぐための移動日にすぎません。
午前中は用事があったので午後から出発だったのですが、普通列車を使おうが特急列車を使おうが新幹線を使おうが、この日のうちには目的地に辿りつくことができません。
費用と翌日の滞在時間を天秤にかけ、この日は特急列車で新潟まで行くことに。

秋田に16時22分に到着する、特急かもしか4号で秋田まで。

特急かもしか車内
秋田駅

特急かもしかは、2010年12月4日の東北新幹線新青森延伸に伴うダイヤ改正で廃止されるため、僕がかもしかに乗るのはこれが最後となるでしょう。

ちょっとさみしさを抱えつつ、車内でしていたことといえば睡眠(笑)。
寝不足気味だったこともあり、今回仕込んでおいた「武器」を早めに試しておくことにしたのです。
アイマスクとエア枕とエア腰当てをセットし、いざ寝ることに。








メッチャ快適だった!
アイマスク付けてると視界が真っ暗になるし、エア枕あると首が安定するし、エア腰当てあると腰が痛くならない!
気分良く寝られました。
前回の経験を生かし、快適な旅をスタートさせることができました。

秋田駅に到着し、爽快な気分で乗り換え。

特急いなほ

秋田駅で16時36分発の特急いなほ14号に乗り換えます。
これで一路新潟へ。

この列車は3時間以上乗り続けることになるので、ホームで駅弁を買って車内で食べることに。

牛めし

買ったのは、秋田駅では最古の駅弁となる「牛めし」。
一見すると糸こんの割合が多く見えますが、牛が濃い目の味なので合わせて食べると程よい感じ。
おいしかったです。

滅多に食べることのない駅弁に舌つづみを打ちつつ、外の景色を眺めてみる。

鳥海山
日本海の眺め

進行方向左側には鳥海山(たぶん……)、右手にはひたすら続く日本海。
いなほは日本海沿いを走っているので、ずっと海が見えているわけなんですね。

デッドセクション

そうこうしていると、突如暗闇に!
停電か!?

……まあ、だいたい合ってます。
デッドセクションというやつで、電車に供給されている電気の方式が異なる区間になるときに、一時的に架線を絶縁状態にして、電気の方式を切り替えているわけなんですね。
で、その切り替えをしている間は、こうして停電状態となり、非常灯のみが点灯されることになります。

普段は体験しないこういったことが続いていくと、自分は旅をしているんだなって感じることができます。

新潟到着。しかし……

日本海沿いを走る関係上、冬期間は天候が荒れてダイヤが乱れることが多いので、ちょっと心配していたんですが、天候に恵まれたこともあり何事も無く新潟駅に到着しました。

そう言えていたら、どれだけ良かったことか。

2010/03/25 (Thu)
「秘密兵器の消失 」

前回の旅行で学んだこと。

「夜行バスは寝れたもんじゃない」

今日の夜は青春18きっぷでも料金プラスして乗れる、夜行快速ムーンライトえちごに乗ります。 バスと電車の違いこそあれ、横になれないことには変わりないため、おそらくあまり寝られないだろうと。

そこで今回、いろいろな快眠グッズを準備してきたのです。
詳細は今日のところは省きますが、試しに昨日特急列車内で試したところ、効果は抜群。
これで今日はぐっすり寝られるだろうと確信していました。

しかし……快眠グッズの一つであるアイマスクが行方不明になっていることが判明……。
どうやら、昨日の特急列車の中に置き忘れてきたようです。

何やってんだ……。
空色図書館ブログより

ブログには次の日書きましたが、この日のいなほに乗ってる最中に見当たらないことに気づきました。
どう考えても特急かもしかに置き忘れてきたとしか思えません。

なんてこった。
気持ちよくなって、そのまま置き忘れるなんて……。

新潟到着が20時だったので、どっか開いてる店にアイマスク置いてないかなと、新潟駅周辺をうろちょろするも、見つからず。
そもそも、店があんまり開いてなかったり。

新潟といえば、上越新幹線の始発駅でもありますし、北陸の中心というイメージがあったので、結構洗練されているとばかり思っていたんですが、思っていたほどではなく。
こういう言い方するのもなんですが、街を歩いていてもちょっと落ち着きませんでした。
その心情が何に起因するものなのか、はっきりはしませんが。

21時を過ぎて、駅周辺のほとんどの店が閉まってしまったこともあり、アイマスクを入手するのは断念。
この日のホテルに向かったのでした。

回復ポイント

新潟で泊まったのは、駅前の東急イン。
ビジネスホテルとしては標準的なところだと思いますが、値段が4,400円と比較的安く泊まれたので、ここにしました。
ちなみに素泊まりです。
日程次第では豪勢な朝食もつけたかったところですが、朝食は6時40分からでないと食べられないので、やむなく断念。
つまり、明日はそれよりも早く出発するということで……。

ホテルでやっておくべきことは、何と言ってもバッテリーの充電です。
デジカメ・ケータイ・エネループ。
これらは充電して初めて使えるようになるわけで、でも、旅の最中ではそう簡単に充電できないもんです。

自動販売機の電気を利用したり、食堂のコンセントを拝借したりしない限りは、基本的にホテルくらいしか充電ポイントはありません。
ここぞとばかりに、お腹いっぱい充電させてやり、明日からの旅に臨むのです。

ビジネスホテル名物ユニットバスに入り、風呂上りにお茶を飲み、一息ついて就寝。
日付が変わる前には寝てたはず。

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2010年11月21日 公開