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2010年12月の日記帳

2010年12月31日(金) 「今年のマイベスト」

今年最後の日ということで、振り返りの意味をこめて、ジャンル別今年のマイベストランキングをつけてみました。
興味惹かれるものあれば、観たり聴いたりしてみてください。

音楽ランキング

  1. 「Tomorrow Waltz」久保田利伸
  2. 「キミの街にゆくよ」鈴木雅之
  3. 「迷子犬と雨のビート」ASIAN KUNG-FU GENERATION
  4. 「J-POP」Half-Life
  5. 「さくらさくら咲く 〜あの日君を待つ 空の色と同じで〜」marble
  6. 「No, Thank You!」放課後ティータイム
  7. 「19歳の唄」阿部真央
  8. 「祈り」森友嵐士
  9. 「きみのキレイに気づいておくれ」サンボマスター
  10. 「夏空」Galileo Galilei
今年オリジナルとして発売され、僕が今年聴いた曲限定です。
カバーも含めれば、高垣彩陽さんの「You Raise Me Up」は外せないところ。
最初聴いたときは鳥肌もの。
去年発売されたけど今年になって聴いたものを入れれば、スフィアの「風をあつめて」は良かったです。

映画ランキング

  1. (「アヒルと鴨のコインロッカー」)
  2. 「涼宮ハルヒの消失」
  3. (「キサラギ」)
  4. 「ゴールデンスランバー」
数は全然観てないんでランキングというのも恥ずかしいですが、上に挙げた映画は良作ばかりだったんでぜひ。
()は今年より前に公開されたもの。

小説ランキング

  1. 「ゴールデンスランバー」伊坂幸太郎
  2. 「海の底」有川浩
  3. 「シアター!」有川浩
  4. 「少女には向かない職業」桜庭一樹
  5. 「バカが全裸でやってくる」入間人間
  6. 「クジラの彼」有川浩
  7. 「四畳半神話大系」森見登美彦
  8. 「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」桜庭一樹
  9. 「ひとりぼっちの王様とサイドスローのお姫様」柏葉空十郎
  10. 「アヒルと鴨のコインロッカー」伊坂幸太郎
今年読んだものです。
有川さん率高し。

ライトノベルランキング

  1. 「イリヤの空、UFOの夏」秋山瑞人
  2. 「グリモア ―俺の脳内彼女日記」卑影ムラサキwith企画屋
  3. 「ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!」田尾典丈
  4. 「創立!?三ツ星生徒会!」佐々原史緒
  5. 「なれる!SE」夏海公司
  6. 「上等。シリーズ」三浦勇雄
  7. 「この中に1人、妹がいる!」田口一
  8. 「空色パンデミック」本田誠
  9. 「ココロコネクト」庵田定夏
  10. 「こいびと以上ともだち未満」みかづき紅月
小説ランキングとは別に。
個人的にはファミ通文庫にお世話になった年。

アニメランキング

  1. 「四畳半神話大系」
  2. (「true tears」)
  3. 「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」
  4. 「ひだまりスケッチ×☆☆☆」
  5. 「けいおん!!」
  6. 「おおきく振りかぶって 〜夏の大会編〜」
  7. 「バクマン。」
  8. 「アマガミSS」
  9. (「大正野球娘。」)
  10. 「たまゆら」
『四畳半神話大系』が今年の中では断トツの面白さ。
2008年放送で今年BD-BOX化された『true tears』がそれに続き、完全に二強という感じ。
他はそれなりだったけどもう一つ飛び抜けたものがなかった印象。
()は今年より前に放送。


こんな感じの年でした。
また来年もよろしくお願いします。

2010年12月30日(木) 「【追記あり】 『うみねこのなく頃に』の真相の考察」

07th Expansion より4年に渡って発表され続けてきた「うみねこのなく頃に」シリーズが、12月31日に発表される『うみねこのなく頃に散 Episode 8 Twilight of the golden witch』で、遂に完結します。
『ひぐらしのなく頃に』の頃から、謎が謎を呼ぶストーリーに触発され、ずっと追い続けてきましたが、二作目の「うみねこ」シリーズも終わると思うと感慨深いやら寂しいやら複雑です。
間もなく終わってしまうということで、せっかくなのでここまで考え続けてきた「うみねこ」の世界の考察をちょっと書き殴ってみようかなと。
「自ら真相を考えてみること」が、この作品の一番の楽しみ方でもありますし。

以下は、『うみねこのなく頃に』のEpisode 5 End of the golden witch までを読んだ冬野の考察が書かれています。
Episode 6〜7 の時点で既に否定できる部分が含まれているかもしれませんが、まだ読んでない以上考察に含めることができないのでご了承ください。
また、もちろんネタバレ満載ですので、ご注意ください。

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参考文献

  • 『うみねこのなく頃に Episode 1 真相解明読本』
  • 『うみねこのなく頃に Episode 2 真相解明読本』
  • 『うみねこのなく頃に Episode 3 真相解明読本』
  • 『うみねこのなく頃に Episode 4 真相解明読本』

2010年12月27日(月) 「『おおきく振りかぶって』休載へ」

僕の大好きな野球漫画である、ひぐちアサさんの『おおきく振りかぶって』が、来月から約1年間休載することになりました。
7年間の連載している間、ほとんど休載はなかったんですが、さすがに疲れがでてきてしまったでしょうか。

話はちょっと逸れますが、同じく僕の大好きな漫画『あまんちゅ!』を描いてる天野こずえさんは、出産のため今年の夏頃から3ヶ月に一度の連載への移行となっています。
このケースを最近見ていたため、最初は同じようにひぐちさんも出産絡みなのかなと思いました。
ただ、他の作家さんでも、出産が理由の場合は素直にその旨を公表しているので、純粋に体調の問題なのかなあって思っています。

ちなみに掲載している雑誌「月刊アフタヌーン」によれば、
『おおきく振りかぶって』は作者ひぐちアサ氏の体調、充電などの理由のため休載させていただきます。なお、取材や漫画の構想は引き続き頑張りますのでご安心ください。
だそうです。
いずれにしても、体調が万全になった状態で戻ってきてもらえれば嬉しいです。
何せ、ひぐちさんにはあと20年は描いてもらわないといけないですからね(笑)。



「(笑)」って描きましたけど、笑い事ではなくあと20年は必要なんですよね。
現在単行本で出されているのは、2008年8月号までの分です。
単行本でしか読んでない人は、その後の状況が分からないと思います。
僕もかつては単行本のみ読む派だったんですが、単行本と雑誌の掲載ペースのあまりの開きに耐えられず、皮肉にも2008年9月号あたりから毎月雑誌を立ち読みしていました(苦笑)。
何せ、現時点では雑誌と単行本の間には約2年半の開きがあるくらいですから。

で、その2年半の間にどれくらい進んだかというと、約一ヶ月ほどしか経過してません。
現在西浦は8月の夏休み期間中です。
中身が濃いので雑誌で追ってる間はあまり気にならないんですが、改めて振り返るとすごいペースです。
『おお振り』全体で見ると4ヶ月ちょっとを描くのに7年かかってるわけですから。

ひぐちさんは、西浦の3年間を描ききると宣言しています。
だから、言葉通り3年間描ききるとしたら、今のペースでは少なく見積もっても20年、それどころか30年が視野に入ってくるくらいになります。
それくらいの覚悟がたぶんあるはずなので、ここはゆっくり養生してもらいたいところです。

で、単行本ですよ!
ファンを苦しませている(笑)単行本のペースなんですが、「従来通り(?)のペースで発売予定」とのことなのでした。
ここまでだいたい年2冊ペースなので、恐らく来年発売されるのは16巻・17巻の2冊分ということになるでしょう。
これによって、雑誌と単行本の開きは1年半くらいまで縮まりますが、連載が予定通り再開すれば、また2年くらいの開きが発生するのでもどかしい所です。

もうここまできたら、年1回くらいは、単行本作業のために休載してもいいんじゃない? ってくらいの感じです。
こんなに間が開くと、さすがに単行本掲載されてないところの記憶が曖昧で辛いものがあります。
『おお振り』のためだけに雑誌を毎月購入するのもあまりにキツイですし。
(1年分買えば7千円超えます)
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そして、こういう状況であるがために、超個人的なある事実が浮かび上がってくることに。

今月雑誌で掲載された話は、このままいけば、大学在学中に発売される単行本には掲載されない。

こう考えると結構重いなあと。
これは、今月掲載された話が恐らく20巻に掲載されるところから立てた予想です。
年2冊ペースで進めば、大学4年の2012年中に発売されるのは19巻まで。
卒業する(予定の)2013年3月までの間に20巻が出れば、ギリギリ在学中に今月号の話が読めますが、出なければ大学2年の今日読んだ話は卒業後でないと読めないと。

かつてひぐちさんは、『おお振り』がライフワークみたいになりつつあると、どこかで言っていた気がします。
僕にとっても、こうなるともはや人生の一部みたいなもんです(笑)。
『おお振り』が終わるとき、僕がどんな生活をしているのか想像もできませんが(あと30年連載続いたら50歳! まるで検討もつかん)、最後まで応援していきたいです。

そのためにも、頼むからもうちょっと早く単行本発売してー(笑)。

2010年12月23日(木)

今日から我が大学では冬休みに入りました。
ここぞとばかりに書きまくって更新したいところです。
学生作家の方とか、よく授業受けつつ年何冊も本出せるほど書けるよなあと思います。

2010年12月11日(土) 「Vista 2012年問題」

「Vista 2012年問題」詳細について。

「Vista 2012年問題」とは、Windows Vista のホームユーザー向けバージョン(Home Basic、Home Premium、Ultimate)のメインストリームサポート期間が、2012年4月10日で終わってしまうこと、とこの前書きました。
そもそもの、OS のサポートについて説明すると、標準的なサポートが提供される「メインストリームサポート」がまず発売から5年間あります。
そして、ホームユーザー向けバージョンでは、その後3年間は、セキュリティ対策のプログラムのみが提供される「オンラインセルフヘルプサポート」があります。
また、ビジネス向けバージョン(Business、Enterprise)には、セキュリティ対策のプログラムの他、有償サポートなどが提供される「延長サポート」が、「メインストリームサポート」終了後5年間あります。

つまり、ホームユーザー向けバージョンは発売から8年間(Vista の場合は2015年4月10日まで)、ビジネス向けバージョンは発売から10年間(Vista の場合は2017年4月11日まで)サポートを受けられるということになり、Vista 以降の 7 や今後発売される OS でもこれは変わりません。

で、僕は何を誤解していたかというと、ホームユーザー向けバージョンのサポートは「メインストリームサポート」しかないと思っていたんですね。
実際、検索をかけてみると、「Vista は2012年までしか使えない(メインストリームサポートが終われば使えない)」というような書かれ方ばかりしています。
「オンラインセルフヘルプサポート」の存在が抜け落ちてしまっているわけです。

このような情報を元にしたため、「あと1年ちょいで Vista は使いものにならなくなるから、早いところ 7 にアップグレードしてしまおう」と早合点したわけです。
まあ、僕としては 7 を気に入っているので、後悔は何も無いのですが、間違った解釈の元に行動してしまったということには残念な思いがしています。

ただ Microsoft も、誤解されない方がおかしいような表記をしているので、もっとちゃんとわかるような書き方をして欲しいと願っているんですが。
以下のページは、Microsoft が公表している Vista のサポート期間です。
これを見て、ホームユーザー向けバージョンのサポートが2015年まで受けられると読み取るのは困難でしょう。

マイクロソフト プロダクト サポート ライフサイクル(Windows Vista)

うちのサイトにアクセスする人の多くは Windows Vista を使っているので、今後この類の情報を目にする機会が多くなると思いますし、いずれは Vista からアップグレードするか新しいパソコンを買うかの決断を迫られると思います。
その際はどうか、自分自身で正しい情報を収集し、判断してもらえればと思います。
もしかしたら、今僕がここに書いたことも間違っているかもしれませんから。


最後の参考リンクは、この問題について情報収集した際に、唯一誤解が生じずに理解を深めることができると思ったページです。
まずはここを読んだ上で、Windows のサポートについて検討してみてはいかがでしょうか。
……なんでこんな話をややこしくするんだ Microsoft。

2010年12月6日(月) 「Vista 2012年問題 概要」

時間がないんで詳細は書けないんですが、何も書かないで放置してるのもしのびないので少しだけ。

「Vista 2012年問題(仮称)」とは、Windows Vista のホームユーザー向けバージョン(Home Basic、Home Premium、Ultimate)のメインストリームサポート期間が、2012年4月10日で終わってしまうことを指してます。
つまり、この日以降は、Vista のホームユーザー向けバージョンがサポートされなくなるため、パソコンを使い続けるには 7 以降の Windows にアップグレードしなければ使用継続が困難になるのです。

……だとばかり思い込んでいたんですが、この記事を書くに当たっていろいろ調べてみると、上に書いたような表記では不正確なことが分かり、先走ってしまった自分にちょっとがっかりしてたりします。

間の御託を削り、結論だけ書けば、Windows Vista のホームユーザー向けバージョンは2015年4月10日まで、Windows Vista のビジネス向けバージョン(Business、Enterprise)は2017年4月11日までサポートが受けられます。

これを長いと見るか短いと見るかはさておき、これらの OS のサポートというのはどうなっているのか、そして僕は何を誤解していたのかについては、今は忙しくて時間がとれないので、時間ができ次第詳しく書きます。
いつもなら、より詳しく知りたい方向けに参考文献ならぬ参考リンクを貼るんですが、僕の解説が曖昧なままでは僕と同じような誤解をしかねないので、今日のところはやめておきます。

2010年12月5日(日) 「新時代へ」

Windows 7 画面

パソコン購入計画から早一年。
Windows Vista として利用してきたデスクトップパソコンを、ついに Windows 7 へアップグレードしました。

Windows 7 にすると、メモリの消費量が明らかに下がるので、精神衛生上かなり気楽です(笑)。
ノートパソコンの時のメモリの変化は昔書きましたが、このデスクトップの場合は、「1.2GB」くらいから「800MB」くらいになりました。
元々高性能の構成にしてたので、Vista だからといって不満は特になかったんですが、キャパシティに余裕がある状態というのはそれはもう晴れ晴れした思いです。

なぜ今までアップグレードしなかったかというと、一つは周辺機器の問題です。
去年の時点では、Windows 7 に対応するパッチが出てなかったものがあったためアップグレードできませんでした。
また、使ってるソフトが Windows 7 に完全対応している確証が最近まで得られなかったため、引き伸ばしてきたというのもあります。

しかし、これらの憂いは解消され、Windows 7 への道を邪魔するものはなくなったのです。
Windows 7 にして問題ないと分かってから割とすぐにアップグレードしたのには、「Vista 2012年問題(仮)」も絡んでくるんですが、これに関してはちょっと長くなるんでこれは明日書きます。

Windows 7 にしてよかったことの多くは、以前書いたことが大半ですが、それ以外の面で良かったこと。

一つは「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」のがちょっとやりやすくなったことです。
最近まで知らなかったんですが、USBメモリを差してる時に「コンピュータ」から名前を変更すれば、USBメモリに名前を付けることができるんですね。
学校なんかでデータをやり取りするときに、一つのパソコンにUSBメモリを何個も差してると混乱してきますが、名前を付けておくことでだいぶ分かりやすくなって助かります。
しかし、タスクバーから「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」をやろうとするときには、変更した名前が反映されず、「F」だの「G」だのの無機質なドライブ文字しか表示されないので、せっかくの名前が台なしです。
しかし、Windows 7 では、変更したUSBメモリの名前も一緒に表示されるため、取り外しの時に便利になってます。

もう一つは、「新しいフォルダー」が作りやすくなったことです。
上部に「新しいフォルダー」ボタンができたため、ワンタッチでフォルダーが作れるようになりました。

最後にもう一つ、再生できる動画の種類が大幅に増えたことが挙げられます。
ネット上でよく利用されていた「DivX」や「H.264」といった動画形式は、これまでは対応しているプレーヤーを用意するか、コーデックと呼ばれるものをダウンロードする必要がありましたが、Windows 7 では最初から再生できるようになります。

こんな感じで、地味ではありますが、使いやすい部分は増えています。

明日は「Vista 2012年問題」について。
あまり話題にされることはないですが、少しずつしかし確実にその時は近づいています。